WORKS

実績と、支援の型

KIBANは、建設・土木の実務とAI・データ基盤設計の両方を行き来しながら、 業界に固有の論点を記事とワークシートの形で公開しています。 顧客案件の事例は、掲載許諾をいただいたもののみを扱います。 現時点で公開しているのは、これまでに積み上げた公開ナレッジと、 支援にあたっての設計の型です。


公開ナレッジ

建設・土木業界のAI活用に特有の論点を8つのテーマクラスタに整理し、 それぞれに記事を蓄積しています。


配布しているワークシート

記事で論じた方法論を、現場で使える形に落としたPDF+Excelセットです。 すべて無償で配布しています。

W-001 業務棚卸 → AI適用先マップ

手順書PDF(A4・8P)+ Excel記入シート(5タブ・数式入り)

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W-002 AI-Readyデータ基盤 自己診断シート

診断手引きPDF(A4・8P)+ Excel診断シート(5タブ・6領域30問)

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W-003 BIM/CIM活用度チェックリスト

評価手引きPDF(A4・8P)+ Excelチェックシート(5タブ・5領域30項目)

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W-004 タスクチェーン設計テンプレート

設計手引きPDF(A4・8P)+ Excel設計シート(6タブ)

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W-005 AI推進体制 診断キット

診断手引きPDF(A4・8P)+ Excelシート(診断・自動判定・体制設計)

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支援の型 ―― 建設業のAI活用を設計する

以下は架空の中堅ゼネコンを想定した参照モデルです。 実際の支援では、クライアントの業務構造・書類体系・基準類の状況に応じて調整します。

(a) 5層で捉える

①入力層
BIM/CIMモデル3次元モデルからの要素抽出
技術文書基準・仕様書・過去成果品
外部公開データ気象・地盤・行政公開データ
②取込層
一括投入構造化データはAIを経由させない
文書取込・メタ付与投入判定基準の運用がここで効く
③蓄積層
要素インデックスモデル要素の検索基盤
文書ナレッジメタフィルタ付き検索
未整備ルールマスタ社内基準を機械可読な形で保持
④処理層
AI経由意図解釈・要約自然言語の入口と出口
未整備判定エンジン数値比較・区分判定・集計
⑤出力層
出典付き回答
判定結果一覧NG項目と判定対象外を明示
帳票出力
稼働中一部稼働未整備AI経由
DEMO 1 — 3次元モデルから要素を取り出す(30秒)LandXMLを読み込み、縦断勾配・曲線半径などの要素を一覧に展開する処理を実演。数千要素が数秒で処理される。

現場でよく見るボトルネックは、基盤の不足ではなく「ルールマスタ」と「判定エンジン」の2箇所だ。 社内基準が文書の中に埋もれたまま機械可読でない状態では、AIは意図解釈の入口と出口にしか置けない。 ルールを表に切り出してから実装する順序が、最終的に最短経路になる。

(b) 直行ルート原則

AI生成AIDET決定論的処理
AI自然言語の質問
AIパラメータ抽出
確定データ検索
確定数値比較・判定
確定集計
AI日本語への整形
DEMO 2 — 基準を機械が判定する(60秒)要素一覧にルールを適用し、OK / NG / 対象外を色分け表示。NG行をクリックすると根拠条文を表示する。

判定・計算・集計を生成AIに行わせると、精度が確率的になり根拠の追跡ができなくなる。 AIは入口(自然言語→パラメータ抽出)と出口(日本語への整形)にだけ置き、 間は決定論的な処理で通す。これにより同じ入力に対して同じ結果が返り、 判定根拠を条文・基準まで遡れる状態を保てる。

(c) 進め方

Phase 0

環境・前提の突合

現行の書類体系・基準類の在処を確認し、データ取り込み環境を整える。

Phase 1

ルール資産の切り出し

基準類に含まれる判定ロジックを表形式に書き出し、機械可読な形に変換する。

Phase 2

文書の整理と投入基準の運用化

投入してよい文書・してはいけない文書を区分し、更新サイクルを仕組み化する。

Phase 3

ルールマスタの構築

Phase 1で切り出したロジックをデータとして持つ基盤を実装する。

Phase 4

判定エンジンの実装

ルールマスタを参照し、数値比較・区分判定・集計を決定論的に行う処理を実装する。

Phase 5

ユースケース実装

入口(自然言語→パラメータ)と出口(整形・出典付き回答)をAIで実装し、全層を通す。

Phase 6

モデル要素インデックスの拡張

BIM/CIM要素との連携を広げ、数量・部材・位置からの検索を段階的に追加する。

DEMO 3 — ルールを書き換えると判定が変わる(30秒)rule_sample.yaml の閾値を 5.0 → 3.0 に変更して再実行。NG件数が増える様子を示す。コード改修ゼロ。

律速になるのは実装ではなくルールの整理だ。 Phase 1〜3(ルール資産の切り出し・投入基準の運用化・ルールマスタの構築)を先に済ませれば、 Phase 4以降の実装は後から追いつく。

デモで使用しているデータは、国土交通省 PLATEAU(CC BY 4.0)、 気象庁 過去の気象データ、および buildingSMART が公開するサンプルモデルです。 実案件のデータは使用していません。

事例掲載について

支援させていただいた案件の事例は、お客様の掲載許諾をいただいたもののみを掲載します。 掲載にあたっては、企業名・案件名・固有の数値を伏せた匿名事例とするか、 実名掲載とするかを、事前にご相談のうえ決定します。 守秘義務のある情報を、許諾なく公開することはありません。

まずは無償相談から

課題の整理段階からご相談ください。30分の無償相談で、現状の棚卸しと論点を整理します。